BTB溶液

試薬 pH指示薬

BTB溶液 試薬ビン
酸性の液体に反応し、黄色を呈したBTB溶液
酸性の液体に反応し、黄色を呈したBTB溶液(フタつき)
中性の液体に反応し、緑色を呈したBTB溶液
中性の液体に反応し、緑色を呈したBTB溶液(フタつき)
アルカリ性の液体に反応し、青色を呈したBTB溶液
アルカリ性の液体に反応し、青色を呈したBTB溶液(フタつき)

小学生の理科でも扱う有名な指示薬で、液体の酸性度…pH(ペーハー、ピーエイチ)を知ることができるBTB溶液のイラスト。
もっぱらビーティービーと呼ばれるが、正式名称はブロモチモールブルー。
原液は試薬ビンに入った濃い青色の液体で、この原液は粉末のBTB(0.1~1g)を20mlのエタノール(90~95%)で溶かしてさらに純水で希釈し合計100mlにしたもの。
※場合により他の試薬や添加物が入る場合もある。
※あくまですべて合わせて100mlにする。エタノール20mlと純水80mlではない。

pH6.0以下(酸性)だと黄色pH6.0~7.6(中性)だと緑色pH7.6以上(アルカリ性)で青色になる。
BTB溶液自体はそれほど危険性がないことや、酸性も中性もアルカリ性もある程度わかるという便利さなどから、思うに最も扱いやすくこの分野の勉強や実験の入門に最適な試薬のひとつである。

単純な液体のpH測定やその結果による物質の特定だけでなく、他に有名なのは中学校理科で行うオオカナダモを活用した光合成の実験である。

オオカナダモはいわゆる水草で、よくメダカの水槽に入っている。
そんなオオカナダモを、BTB溶液を溶かした水(中性、緑色)とともに試験管やビーカーに入れて、日光のあたる場所(窓際とか)に放置してみると、数時間もすれば液体は青色に変わる。
では日光が当たらなかった場合、液体の色はどうなるのか…?
その結果は、液体が黄色になる。つまり酸性になる。
これは一体どんなはたらきによるものなのか?というのを考察するのがこの実験の大事なところである。

これについての解説は以下の通り。
(前提として、二酸化炭素が解けた液体はpHが酸性に傾くことを念頭においてほしい。)

日が当たった際は光合成によって液中の二酸化炭素が減少し(呼吸で出されるより光合成によって消費される二酸化炭素のほうが勝ったので)、液体のpHがアルカリ性に傾いて青色に変色した。

日が当たらないと光合成ができない&植物の生存のための呼吸だけが行われて二酸化炭素が増え、液体が酸性に傾き、液体の色が黄色に変色した。
というわけである。

ちなみに上記の解説からもわかると思うが、植物において、光合成は光が当たった時だけ、呼吸は私たち動物と同じく生きている限り四六時中行われている。
植物も「生きて」いるんだなぁと感じる実験である。

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