病気
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異常便のイラスト。
体調不良によってしばし起こる便の異常。
誰もが経験したことがあるのは便に含まれる水分が多くなる(=腸のはたらきが弱まり水分吸収がうまくできていない)下痢である。
下痢だけでも罹った当事者としてはかなり体力的精神的に消耗するが、世の中には可能ならなりたくない(出したくない)、それ以上の異常便が存在する。
種類が多いため、順番に解説する。
【血便・下血】
文字通り血液を含む便である。
これらが出る原因は消化管からの出血であるが、出血する箇所により性状が変わり、呼び方も変わる。
まず、血便はTHE血と言わんばかりの、鮮血に近い赤色のものである。
消化管における出口…肛門やそれに近い下部消化管(小腸以降)での出血が原因とされる。
血液は出血後時間がたてばたつほど黒くなっていくので、暗褐色~赤褐色では小腸、鮮紅色~新鮮血では大腸や肛門に近い部分での出血だと予想できるが、あまりにも出血量が多い(早く出てきてしまう)場合にはこの限りでないこともある。
つぎに、下血はタール便とも呼ばれ、真っ黒な便のことを指す。
血便と対照的に、こちらは上部消化管(食道~十二指腸)での出血が原因とされる。
ただし先にも述べたように出血量が多い場合は真っ黒にならないこともありえなくはない。
出血の原因は物理的な傷だけでなく腫瘍や炎症、遺伝性疾患、感染症、薬剤の副作用など様々である。
基本的にはCTやレントゲンを撮ったり内視鏡で出血場所を確認して対処する。
ToRi58はカンピロバクターによる腸炎で下痢→血便→下血→緑色便を経験したが、踏ん張れば踏ん張るだけ血が出てくるわ貧血になるわで散々だった。
ちなみに血便も下血も引くほど生臭い。
例えるなら古くなりかけの鶏レバーのパックに鼻を突っ込んだ感じの臭いがする。
二度と嗅ぎたくないものである。
【緑色便】
胆汁便と呼ばれることもある。
名前通り緑色の便で、胆汁由来の色(ビリルビン)がそのまま表れた便である。
胆汁の色自体は正常な便の色(茶色)の源のひとつであるが、過剰に含まれてしまうと緑のままになるのである。
胆汁は本来であれば腸管を通る最中に再吸収などを受けるが、何らかの原因によって消化管の働きが弱まるとそれができなくなるため色がそのまま残ってしまうのだとされている。
消化管の働きが回復さえすれば徐々に治まるものであり、実際ToRi58が腸炎になった際も終盤で1週間ほどかけて腸の回復とともに通常の茶色い便へ戻っていった。
臭いは血便・下血のように生臭くはないが、少なくとも健康的なものではなかった(N=1)。
【白色便】
大人では出ることは少なく、子どものロタウイルス感染や胆管閉塞による白い下痢のほうが有名である。真っ白というよりクリーム色や薄茶色、やや黄緑色っぽい。
ロタも胆管閉塞も、便の色の源である胆汁の分泌が悪くなったりできなくなったりして便が白くなる。
身体がある程度成長してから出る白い便は、直前にバリウムを飲んだのでもない限り(あとは牛乳を大量に飲んだのでもない限り)体内に異常がある証拠である。
胆汁を作る肝臓や溜める胆のう、輸送する胆管の異常の他に膵臓の異常でも白色便が出る場合がある。
幸いなことにToRi58はまだ出会ったことは無い。

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