古墳時代(3世紀中期~7世紀末期)

馬を模った埴輪(ハニワ)のイラスト。
ハニワと聞くと、大半の人は歴史の資料集に載っている前方後円墳(鍵穴みたいな形のあれ)にずらっと並べられた人型ハニワか、某スローライフゲームの楽器と化したアレを思い浮かべると思うのだが、人型に負けないくらい有名なのがこの馬型ハニワである。
作者の加減によるのだろうが、毛並みがヘラでつけられているものや馬具が豪華に作られているもの、逆につるつるなものや、果ては人らしきものが乗っているもの…といろいろ個性がある。
正直現代でも十分通じるかわいいデザイン性と絶妙なデフォルメ具合、そして何より出土する古墳が異なっても基本の造形が統一されているのが一周まわっておそろしい。
当時なにか共通の雛型でも出回っていたのだろうか…
さて、人型に負けないくらい有名と書いたが、実際当時の日本人の生活にはもっと様々な動物も関わっていたはずにも限らずなぜこんなにも馬ばかり出てくるのかというと、どうも当時の人にとって馬は「高貴」や「力(権力)」の象徴の一つだったらしい。
つまり馬は当時も大人気な憧れの動物だったわけである。
(一応鶏とか猪とか他の動物のハニワもあるにはある。どれも5世紀~6世紀ごろのものが多いようだ)
古墳はそもそも権力者や地位の高い人物の墓として作られたものである。
だからこそ高貴の象徴でもある馬は埋葬される人物…主人のそばに置くに相応しかったのかもしれない。
単純に葬列を形作る兵士ハニワとセットでというのも考えられる…が、時代が時代なので現代を生きる私たちにできるのは当時の人々の心境を想像することだけである。
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