(パット・センソン,田村源二 飛鳥新社) 2011年
ズバリ:生物多様性の極致
この世界には小さなものから大きなものまで、様々な生き物が生息しています。
そんな生き物たちが生きていくうえで欠かせないシステムが、繁殖です。
単為生殖で勝手に増えるものもいれば、別の性別同士がくっついて増えるものもいます。
ただ、それに至るまでのプロセスは…ときに凄いことになっている場合があるんです。
この本にはそんなやばい奴らの話がなんと69話も…世界は広い。
なんなら多分これでも奇妙な繁殖方法のほんの一部でしょう。
肝心な内容としては、自己犠牲(物理)、性転換、同性愛、汚物、薬、乱〇、なんでもアリのカオスです。
でも事実として、それで彼らの繁殖はうまくいき、種が続いているのです。
私たち人間がやれ性別だの法律だの言ってるのは、きっと彼らからしたら問題でもなんでもないんだろうな…と感じます。
さらに、後半にはちょっと変わった研究者の方々の実験もいくつか書かれています。
なんでそんな実験を…というかなぜそんな発想を得たんだ…というのが大半ですが、1件だけ明らかにガチで頭おかしい勇敢すぎる実験をしているヘビ博士がいます。
面白いのは確かですが…私には毒吐きコブラにケンカを売る勇気はありません。
読んで得は…しないかもしれないけど、損は絶対しない、生き物の世界の奥深さと面白さを実感できる1冊です。


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