2023.08.18 画風変わるかも&イラレで画像からパス化する方法について

イラレの練習もかねてやってきたこのサイト作り&素材作り&グッズ作り。
初期に比べたらできることも質もだいぶマシになったかなと思ってるんですが、なんせ1点作るのに時間がかかる…ということで、
時短を目的に素材のつくり方を変えてみようかなと思い試行錯誤しています。

それに伴い画風が変わったり、販売しているイラレデータの中身の構成が変わったりする可能性があります。
もちろん解説や素材自体の質は落としませんが、雰囲気変わることをご了承のうえ、今後もお楽しみいただければと思います。

さて、ではその新しい手法とは何ぞやというと、表題にあるとおり
画像からイラレのデータ化(パス化)する方法です。
せっかくなので、手順も含めご紹介しておこうと思います。
※最初からベクターレイヤーで描けというのは今回は無しで…

まず前提として、以前までToRi58は素材を作る際資料をPC脇に置いてちまちまカチカチパスを引いたり図形を組み合わせていたんですが、
・時間がクッソかかる(ので量産できない)
・オブジェクトやレイヤーが増えてやりづらい&最終データが重くなる

という問題に直面していました。
そこで、なんとかもっと簡単に素材を作ることはできないかと考えた結果、

①資料を見ながらペンタブでイラスト(元絵)を描く→②イラレでパス化する→③微調整→④完成

というフローに変更することにしました。
元々普通に絵を描くのは得意で、少なくとも0からパスを引くよりは早く素材の全体像が作れるため時短になると思ったのです。



ではいよいよどうやったら画像からイラレでパス化できるのか、手順を紹介します。
※私もネットで調べたりして中々理解しづらかったり情報なかったので参考になれば幸いです。

今回紹介する方法では、線画やカラーイラスト(色数少ないもの・単純なもの)をパス化することが可能です。

手順①
画像を用意する。できる限り単純で色数が少なく境界がはっきり分かれているものがよいです。
今回は適当にオウムガイにしました。グラデーションある画像とか細かい画像はお勧めできないです。
ちなみにファイル形式はPNGにしました。



手順
画像データをイラレで開きます。画像(=オブジェクト)を選択ツールでクリックして選択状態にしておきます。
選択できてたら色のついたほっそい四角で囲われてるはず。四隅とその中間に□マークもつくはず。
その状態で、上のツールバーにある「オブジェクト」にカーソルを合わせます。
ズラッと出てきた下のほうにある「画像トレース」にカーソルを合わせます。
出てきた項目の「作成(M)」をクリックします。



手順
なんとオウムガイが謎の物体になってしまいました。
焦らず右にあるプロパティ(もしなかったら、上のツールバーのウィンドウの中にあるプロパティをクリックして出してください)の、
「画像トレース」欄を見ると「リセット:[デフォルト] 四角い何かのマーク」と並んでいます。
「四角い何かのマーク」にカーソルを合わせると「画像トレースパネルを開く」と表示されます。そのままクリックしてください。



手順
すると「画像トレースパネル」なるものが開くので、その中の「カラーモード」から「カラー」を選びクリックします。
白黒の線画だけでよいなら、多分必要ない(手順③で既に良い感じになってる可能性大)です。
他の項目をいじることで抽出具合(ほっそい線もパス化するとか)を色々いじれますが、ここでは割愛します。



手順
「▽詳細」の中にある「ホワイトを無視」にカーソルをあわせると、「ホワイトの塗りを「なし」に設定」と出るのでチェックを入れます。
たぶんプレビューONだったらこの時点で手順④のカラー変更が反映されるかも。私はされました。



手順⑥
今いちど右のプロパティを見ると、「画像トレース」欄が「リセット:[カスタム] 四角い何かのマーク」になっているはずです。
この状態で、同じくプロパティ内にある「クイック操作」の「拡張」にカーソルを合わせると「トレースオブジェクトをパスに変換」と出るのでクリックします。



手順⑦
すると画像がパス化されました。アートボードのせいで分かりづらいですが、背景の白い部分は透過になっています。
この時点では各パーツがグループ化されているので、グループ解除して必要なものを再グループ化したりお好きに調整してください。
ちなみに今回の画像は元絵に若干色の混じっている部分(筆圧でグラデになってた境界線あたり)があったのでふちがギザギザしてます…
アンカーポイントも多数…
この場合はオブジェクトから「単純化」を選んで調整したり、いらん所を結合させたりして調整して良い感じにします。



というわけで、以上が画像からイラレのデータ化(パス化)する方法でした。
これでちょっとは作りやすくなったらいいな…

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