チャップマンシマウマ

奇蹄目 ウマ科 シマウマ亜属 チャップマンシマウマ(Equus quagga chapmani

チャップマンシマウマ

サバンナシマウマの1種、チャップマンシマウマのイラスト。

シマウマにはグレビーシマウマ(1種)・サバンナシマウマ(現生5亜種)・ヤマシマウマ(2亜種)の合計8種がいるとされている。
そのなかでこのチャップマンシマウマは体の大きさが中の下くらい(体重230~360kgくらい)のシマウマで、割と小柄。
これは他のシマウマでもいえるが正直雌雄や個体差で結構変わる。
グラントシマウマ同様日本の動物園でも比較的出会いやすい。
なお、名前の「チャップマン」とは命名者の名前からとられている。

模様はグラントシマウマとよく似ており、胴体の縞模様は背中側が太く本数も少ない。
しかし足先まで模様が入らず、尻に影縞があることが大きな違いである。

生活に関しては他のサバンナシマウマと同様で群れ(ハーレムorオス集団)を作って暮らしている。

シマウマの仲間に共通して言えるが、彼らはTVで見るようなライオンに襲われてばかりの弱くて哀れな被捕食者…ではなく、むしろかなり神経質で気の強い荒くれ集団である。
喧嘩や抵抗の際は鋭い前歯で噛みつき、四肢を振り回して相手を蹴り飛ばす。
その威力は強烈であるうえに、虫の居所が悪ければ自分より大きな動物(例えばキリン)にも攻撃するし、毛や肉を容易く抉る威力がある。

そのため動物園などでも他種混合飼育されている場所でよく観察してみると、シマウマが来た瞬間他の動物が距離をとろうとしている様子が見て取れたり、そもそも同じ種類のシマウマ同士でも気が合う者同士でしか群れにできていなかったりする。
野生の厳しい世界ではこのキツい性質が生存に一役買っているのだろう。

しかし彼らが時に被捕食者になることも当然あるわけで、そうしたときはまだ弱い仔や怪我したり病で弱っている個体、年老いた個体が狙われていることが多いとされる。

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