結核菌

マイコバクテリウム属 結核菌(Mycobacterium tuberculosis)

グラム陽性菌。特殊な染色法で染色され、抗酸菌に分類される。
名前通り、幕末モノや近代文学好きにはおなじみの血を吐く病気、結核(労咳)の原因。
菌自体の分裂も比較的遅く、潜伏する期間も長い。酸素濃度が高い場所を好み、肺で増殖する。
体力が低下すると炎症によって肺が壊されていき、体中に菌が回るのはもちろん、飛沫を介して他者にも伝染していく。

栄養状態の改善や、予防接種と治療薬の普及によって、過去のような「罹る=死」ではなくなっている場所もあるが、現代でも十分かかりうる病である。(HIVに次いで死者が多い。)
また、薬剤耐性菌や高齢化した保菌者が体力低下に伴って発症したり、免疫のない若者世代がいたり…などなど、日本でも結核菌との戦いはまだ終わっていない。

素材
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